【高齢出産】理想のお産はできる?お産施設の選択肢

高齢出産 産院

 

高齢出産を迎える方にとって、理想とするお産はいろいろありますが、高齢出産ではなかなか自分の理想のお産をすることはできないかもしれません。

 

 

妊娠・出産リスクスコア

高齢出産 産院

 

今は様々なタイプの産院があります。

 

現在日本では、出産する施設についての住み分けというものが行われています。
この住み分けを行う時に使われることが多いのが、厚生労働省の研究班が作成したという「妊娠・出産リスクスコア」というものです。
このリスクスコア表の第一番目の質問は、ずばり年齢になります。

 

16歳〜34歳
35歳〜39歳
15歳以下
40歳以上

 

という設問になっていて、この設問で16歳〜34歳以外の人は、年齢だけでリスクが高いと判断されます。
40歳以上の場合には、間違いなく最もリスクが高い「ハイリスク妊娠に対応可能な施設」を選ぶべきであるという選択肢しか残らなくなります。
ちなみに35歳〜39歳を選んでも、ローリスクになることはほとんどなく、ハイリスク妊娠に対応可能な病院もしくは連携している施設での健診や分娩を勧められることになります。

個人診療所ではお断り!?

高齢出産 産院

 

実はこのリスクスコアができたことで、お産を行うことが出来る施設でも、ある一定の条件が揃っている施設以外では、35歳以上の高齢出産になる妊婦さんの受入れを最初から行わないというケースが出てきています。
例えば、これはとある個人経営の産婦人科のサイトに実際に記載されている内容です。

 

35歳以上の初産婦の方、40歳以上の経産婦の方など初診の時点でリスクがある方の分娩予約はお断りさせていただいています。

 

というものです。
実はこのようなことは一つの産婦人科に限らず、日本の多くの個人経営の産婦人科で同じような対応が取られています。
現在産婦人科の医院自体が減り、リスクが少ない妊婦さんの健診・分娩は個人診療所でおこない、リスクがある妊婦さんは地域中核病院で、そしてハイリスクの妊婦さんは高次医療病院へ。という住み分けを行っているんです。

 

この理由としてはリスクがある妊婦さんは特に妊娠期から産後にかけてはより慎重な健康管理などを行う必要があるため、個人診療所での対応が出来ないためになっています。
つまり、高齢出産の妊婦さんは、自分が理想とするお産をしたいと思っても、基本として医療に依存するタイプの出産を選択することになるんです。

 

高齢出産だからといって全ての妊婦さんに問題があり、リスクが高いという訳ではありませんが、産婦人科側からすると、やはりリスクがあるかもしれない状態の妊婦さんの受入れは慎重にならざるを得ず、リスクがない妊婦さんを優先的に診療したいという気持ちがあるんです。
産婦人科医は日本でも最も訴訟リスクを抱えている診療科目の医師であるということを考えると、年齢のせいで選べないのはおかしいと一概にいうことはできません。

 

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地域中核病院とは

高齢出産 産院

 

高齢でも特に主だったリスクがない場合には、地域中核病院と呼ばれる総合病院を選ぶことをおススメします。
地域中核病院は比較的住まいに近い所にあり、健診にも通いやすく、複数人の医師が在籍しているために、一人の妊婦さんの健診についてじっくりと向き合ってもらうことが出来るというメリットもあります。

 

高齢出産を控えている女性は、さまざまな情報を集め、気になるところは医師に尋ね、納得の上で健診を終える、診察を終えるという人が多くいます。
経験が豊富な医師が在籍し、じっくりと向かい合う診察を受けることが出来る中核病院は、医師との信頼関係を築きやすいと感じる妊婦さんも多くいるんですよ。

 

周産期母子センターとは

高齢出産 産院

 

ハイリスクになる妊婦さんは、総合周産期母子医療センターを持つ総合病院や、地域周産期母子医療センターをもつ総合病院を選ぶことがお勧めになります。

 

この総合周産期母子医療センターや地域周産期母子医療センターには、母体・胎児集中治療室(MFICU)や、新生児集中治療室(NICU)を併設しているため、母体のリスク、そして胎児のリスクに素早く対応してもらうことが出来ます。

 

ただ、この総合周産期母子医療センターや地域周産期母子医療センターがある病院は、地域によっては都道府県に1件しかないケースもあります。
余りにも遠い場合には、通常は地域中核病院に通い、妊娠中や出産の際に問題がある場合に周産期母子医療センターがある病院を紹介されたり、搬送されたりすることになることも多いんです。

 

周産期母子医療センターを持つ病院は高齢出産の件数も多いため、医師や助産師、看護師も普段から高齢出産を控えている妊婦さんとの対応になれているという利点があります。
高齢出産の人が聞きたいことの答えを持っていて、円滑なコミュニケーションを図ることが出来ることも多くなります。
実は高齢出産の妊婦さんがストレスなく健診・出産が出来るケースが多いんです。

まとめ

高齢出産 産院

 

高齢出産の妊婦さんは、自分の理想のお産を実現させることはやや難しいという点はありますが、逆に医療設備が整った周産期母子センターという経験豊かなスタッフに囲まれたお産ができるというメリットもあります。
知りたいことをちゃんと聞き、答えてもらい、納得できるお産も可能なんですよ。

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